空白の手帳

静止した旅客機

悪夢を見て目覚めた夜の事、怖いけど気を紛らわす術もない。
だって独りだから。

長い時間が経ってようやく訪れた夜明けの空には旅客機が浮かんでいた。
静止した旅客機、動く雲、呼吸をしている自分、私は夢見心地であった。