創世記

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創世記

その男、人類を憎み、滅ぼそうと思い立った。 某国の軍事施設に侵入、あらゆる警備を乗り越え、ついに見つけた"押してはならないスイッチ"。 彼は何の躊躇いもなくそれを押し、まもなく砕け散った。 核爆発は地球を半分呑み込み、そこにあったありとあらゆる物質が融解した。 その後まもなく放射能の雨雲が地球全体を包み込み、生き残った生物に降り注いだ。 最期の日というものはこうもあっけないものだったのか。
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