創世記

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人体とは時に普通では考えられない奇跡を起こすものである。 とある男は何事もなく放射能の嵐の中を彷徨っている。 彼の身体はなんと放射能の溢れる環境に順応したのだ。 彼は彷徨い、他の生き残りを探していた、自分が大丈夫なら他に大丈夫な人がいるという根拠のない希望を胸に。 数年経ち、未だに生き残りを見つけられないでいる彼は小さな研究所を見つけた。 中に入ると、そこにいた研究員は死に絶えていたが、そこには彼らの研究していたものがしっかりと残っていた。 彼らは軍事力を上げる為に人間のクローンを作ろうとしていたようだ。 後少しのところで放射能でやられてしまったみたいだ。 彼は思いついた、生き残りを探すよりもここで放射能に耐えうる力を持った人間のクローンを製造して人類を作り直せば良いのではと。
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