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「雅人、帰りに飯でも食って行こうぜ!」
恭吾の誘いに雅人はバツの悪そうな顔をする。
「わりー恭吾…。俺、車の教習があるから寄り道できないんだわ」
「あー。そんなこと言ってたな」
「俺なんかより渚ちゃんでも誘ったら?」
ニヤつきながらそう言う雅人に恭吾は憤慨な顔をする。
「なんであんな奴と一緒に帰らなきゃいけないんだよ!」
雅人は呆れた表情をしながら
「お前は周りをしっかり見るべきだな」
と恭吾の背後を見ながら意味ありげに言った。
「なんだそれ?
…………………………げっ!」
後ろを振り向くとそこには満面の笑みで拳を握る渚の姿があった。
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