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恭吾と渚が言い合ってると、雅人が苦笑いをしながら止めに入る。
「まあまあ、2人が仲がいいのは分かったから取りあえず落ち着いて2人共席に座って?」
雅人の言葉に恭吾と渚は同時に声を張り上げて「なんで!?」と言いながら雅人を睨み付ける。
すると雅人は気まずそうな顔をしながら、静かに黒板の方を指差した。
そこには担任が腕を組み、恭吾と渚を見ていた。
そして周りを見渡せば他の生徒たちもいつのまにやら各々の席に着席していた。
「若いっていいねー。いっそのことお前ら隣の席にしてやろうか?」
担任の言葉にクラスの皆が恭吾と渚を見ながらクスクスと笑いだした。
恭吾と渚はほんのりと頬を紅くし、静かに自分の席へと座った。
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