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『
私は貴方を心から愛しています。
だけど私は、愛することができなかったのです。
どれだけ私の乳をふくませても、
どれだけ私の血を飲ませても、
どれだけ私の身を挺しても、
どれだけ私の心を捧げても、
それは全て、ただの 偽り だったのです。
ただの 嘘 でしかなかったのです。
私は、嘘をつきました。
私は、嘘をつきました。
私は、偽りと嘘の愛でしか、貴方への愛を取り繕うことができませんでした。
私は、貴方が愛した女の子供と、
私が、血を別けた怪物だけは、愛することができなかったのです。
私は、私が生んだ怪物を、 娘を 最後まで愛することができなかったのです。
私は、私が殺した怪物の、 継子を、 最後まで愛することができなかったのです。
それでも、私は、貴方を愛しています
愛しています。
愛しています。
貴方を、心から愛しています。
そして、私を、最後まで愛してくれて、本当にありがとう。
そして、私は、最後まで貴方に愛される資格がなど、無かったのです。
どうか蒐と、紅禰を、よろしくお願いします。
』
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