勘違い♂は唐突に

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            *  *  *  *  *  * 「飲み物も自分で持ってくるタイプだしなにか食べ物頼む?」  慣れてるなー里穂、食べ物って言われてもわからないしなー 「任せた!」 「任せたってあんたねーまぁいいかポテトだけでいいか」 「そうだねーカラオケは久しぶりにきたよー」 「光君はそれなりにカラオケに来るの?」 「まぁたまに一人で」 「カラオケって一人できてもいいものなのか」  それならたまにこようかな。 「カラオケは大人数でこなきゃいけないなんて事はないよ」 「まぁ人数がいたほうが楽しかったりするけどね」  こんな感じでカラオケで歌ったり話したり飲み物を配合しまくってちょっとアレな味のジュースを作ったりして楽しんだ。 「あーごめんちょっとお手洗いに行ってくるね」 「いってらー」  光が出て行ってちょうど曲の予約も切れて里穂とふたりっきりといっても特に気負うこともないんだがな。 「あの大希ちょっといい?」 「どうした里穂」 「あんた今週の月曜の放課後に体育館の裏に呼び出されてたでしょ」  今週の月曜っていうと……光に告白された日だ。これは白をきるべきか? いや変に嘘つくより少しの事実を混ぜたほうがバレにくいし 「ああ、そうだけど里穂はなんでそれを知ってるんだ?」 「見てたの。あんたが体育館の裏にくるなんて珍しかったし、そしたら綺麗な女の子が着てあんたに告白してる声が聞こえたの」
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