プロローグ

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「将来かあ、私、こんな事書いてたんだあ」  幼稚園の卒業アルバムを見て、私は当時を懐かしく思いながら読んでいた。魔女になりたいだなんて、何か馬鹿らしくやってらんない。なんで馬鹿なこと書いたんだろう、とも思ってた。  でもね、もしこの夢が現実に、って思ったら何か怖い。私が本当に魔女になって、勉強とかすらすらやって、宿題とかパパッとやったら最高だな、って思う分、あの時の事を思い出すんだよね。  そう、あれは小学校四年の新学期始まった日。
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