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三
と思った時、急に風が止んだ。良かったと思った時、今度は、落ちていくのが見えた。
ひええ、怖いよう。私、何処まで落ちるんだろう。そう思った瞬間、ドンと何かにぶつかった音がした。見てみると、それは赤い小さな屋根だった。
「ちょっと何、あなた、人のうちで」
急に下から声がしたから、私は思わず、ごめんなさいって謝ってしまった。だって、悪い事したら、謝るのが常識だって思ったから。
すると彼女、私の顔見て笑ってた。何で笑われたのかわからなかった。何か笑われるような事したかな、なんて思ったりもした。
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