またはじまる夏

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高3になってもう3ヶ月が過ぎようとしていた。 季節は春から梅雨に入り夏を向かえる。 俺神谷 隼斗は今日もダラダラとマイペースにのんびりと毎日を眠いながらも過ごしていた。 教室に入ると馴染みのある声と顔が近づいてきた。 「隼斗~♪ 今年も行くだろっ!??」 …朝からテンションたけぇーな… 「直道、うっせーょ誰が行くか」 おれはソッポをむく 「どーして!?? あ、女連れてくかぁ?」 直道…顔にでてるぞ…。 「お前、単に女狙いだろ?」 毎回そうだ…。 あいつには彼女がいんのに。 「なっ! ち、ちげーよ」 あきらかに動揺してる。 こいつ…やっぱバカだな。 こんな他愛もなく いや、一方的な会話をしてくるのか俺の唯一の友達。 服部 直道(ハットリ ナオミチ) 見た目からしてチャラ男 金髪。女好き。長身で運動神経抜群。 軽音部所属 学校問題児のひとり 「お前さあ、彼女いんだろ」 また俺が直道に話しかける。 「あ? 別にいーんだって!」
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