プロローグ

5/27
前へ
/167ページ
次へ
そして急ブレーキをし、耳障りな音をたてながら停まった。 それを見ていた数人の警察官が素早くその車を囲み、銃を向ける。 「何者だ!?」 その警察官の問いに答えるように四人の男女が車からでてくる。 「怪しい者ではない。」 その中の一人の女が答えた。 髪の色も目の色も真っ黒であるためか、どこか闇を抱えているような顔をしている。 足はすらりと長く、身長も高い。 胸さえあれば完全なモデル体型だ。 「そんなわけないだろ!?数人をひきかけたんだぞ!」 警察官達は今にも拘束してしまいそうな雰囲気である。
/167ページ

最初のコメントを投稿しよう!

160人が本棚に入れています
本棚に追加