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「でも、その人が嘘をついている可能性だってあるんじゃないですか?」
セスクがそう言うとアンも
「そうよ!危険すぎます!」
と加勢した。
それに対してカインは
「あぁ、俺の能力なんだが、相手の考えていることが聞こえるんだ。」
と微笑みながら言う。
先程までの無表情はどうやら相手を圧迫するための演技だったようだ。
「…………」
二人は黙る。
するとカインが突然そのいかつい顔を赤らめた。
「おま……なんてことを考えていやがる!」
と言ってセスクを睨み付ける。
「どうやら、本当に心の声が聞こえるみたいだね。」
セスクはアンにそう言った。
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