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セスク達を乗せた黒いバンは山奥の獣道を猛スピードではしっていた。
全く整備されていない道をはしっているため車内の揺れは半端ではない。
勿論運転しているのはアドルフである。
アーサー達は慣れているのか、すました顔をしているがセスクとアンは顔を真っ青にしていた。
特にアンにいたっては、途中まで字の細かい本を読んでいたため、今にも吐きそうな顔をしている。
そんな二人を知ってか知らずかアドルフは
「後少しでつくな……」
と呟くとさらにスピードをあげた。
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