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アーサーの放った炎はセスクと男の間で停滞した。
それを見た男は足を止めたが、セスクの動転は止まらず、手からあの光を放った。
稲妻の様な動きをしながら放たれた光は数メートル先にあるアーサーが放った炎に吸い込まれていく。
「痛たたたた……」
男が転んで苦痛の声をあげる。
するとボッという音と共にアーサーが放った赤い炎が神々しい青白い色に変わった。
「あん?なんだこれ?」
アーサー自身も見たことがないようだ。
アグニューゼもヒバリも頭の上に『?』が見えそうな顔をしているが、アドルフだけは違った。
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