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アグニューゼはセスクに縮まっているよう指示すると、セスクを背に後退りを始めた。
アーサーは自分の『炎を操る能力』を用いて、戸惑いながらも何故か青白くなった炎を男に寄せる。
アンも腰を抜かしている人質に駆け寄り、肩を貸してゆっくりと歩き出した。
ヒバリは『触れた物の存在を消す能力』を用いて彼らがいた廃屋を消した。
太陽を遮る物がなくなり、アドルフの指先に溜まる光はみるみる大きくなる。
男はというと、迫る青白い炎に腰を抜かしている。
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