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アドルフは捕まった男が抵抗しなくなったのを見ると、もうすでに能力を解除したアグニューゼの隣にいるセスクに駆け寄った。
興奮気味にセスクの肩を掴むと、
「セスク!お前のことを探していた!」
と叫んだ。
もちろんセスクはアドルフが何を言ってるか理解できず、すっとぼけた顔をしている。
「お……俺を探していた?」
セスクが何とか言葉を絞り出す。
「そうだ!お前の能力……『開花能力を付与する能力』を待っていたんだ。」
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