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嘘ダ!!アーハハハハハハ!!ネエケンイ
ガシャン
・・・
夏生「あー、寝覚め悪…
誰だよこの目覚ましカッコいいって言ったの…
あ、俺か・・・中二病だったときの俺だ」
今度はちゃんと普通の買おう
そう心に決めながら起き上がったのが朝六時
普通の男子校生ならまだ爆睡してる時間だが俺の場合は日課だ
何故なら…
トントントントン
グツグツ
ジュージュー
夏生「ん、今日も完璧」
ガチャ
「・・・ねみぃ」
夏生「こらっ!!春!!
起きたら何て言うんだ!!」
春「るせぇよ…昨日ずっと今日締め切りの課題やっててねみぃんだよ
大声出すな母ちゃん」
夏生「誰が母ちゃんだ!!」
春「だから大声出すなって
あー、ねみぃ…顔洗ってくる
今日飯は?」
夏生「アジの開きと玉ねぎジャガイモの味噌汁
ほうれん草のおひたし
デザートはプリンだ
今日は手抜きだ悪い」
春「いや、そこまで作って手抜きって何?
まぁいいや…ふぁあ…」
これは俺の弟、春。16歳
最近は成長期真っ盛りで易々と俺を抜かしていった
現在、190センチ突入らしいから決して俺が小さい訳ではない
もう一度言おう俺が小さい訳ではない
本人は天井にぶち当たったり足下が見えないと不満らしいが
一度シバいてやろうかと思う
ガチャ
「にぃはよ~」
夏生「秋晴おはよう
今日はどうだ?」
秋晴「ん、いい感じ
春にぃは?」
夏生「今顔洗いにいった
お前も学校だろ?早く洗いにいけ」
秋晴「は~い、お母さん」
夏生「誰がお母さんだ!!春だな!?お前にんなこと教えたの」
秋晴「しらな~い」
こいつはもう一人の弟、秋晴。14歳
産まれた時から両足がなく義足をつけて暮らしている
素直な可愛いやつなのだが最近、春の影響で生意気な言動が目立つ
クソ、春のやつやっぱりシバいてやろうか
と、俺の家族はこんなところだ
え?両親?なにそれ美味しいの?
あんな子供の面倒長男にほったらかしにして旅行へ何年間も帰って来ない馬鹿ども知らない
俺のおかん体質も全部あいつらのせいだし
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