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夏生「・・・」
ガツッ
ガンガンガン!!
夏生「馬鹿だろ俺!!馬鹿だろ!?
なんて変な黒ポツが足元まで来てるのに笑ってんの!?
何で普通に落ちてんの!?」
俺は今、自分の愚かさを責めまくってる
端から見たら電信柱に頭をぶつけまくってる変な奴だ
「あの…」
夏生「あっ!?なに!?」
「ヒィ!!ごめんなさい!!ごめんなさい!!」
夏生「あっ…いや…ごめんなさい
うっかり…ちょっと今混乱してて…」
何やってんだ俺
彼女は頭をぶつけまくってる俺を心配して声かけたんだろ!?
ならばお礼を言ってあわよくばここが何処だか聞きださねば
聞きださねば…聞き出さ・・・
夏生「・・・」
「あの…」
夏生「・・・」
女の子と話すって
ど う す る ん だっ け
わかんねぇよ…
俺男子校だし…
家事するために早く帰ってたから放課後遊んだことねぇし
女子と話したのなんて小学生の給食係の分担位だぞ…
「あのお邪魔でしたら居なくなりますけど」
夏生「いやいやいやいや!!全然!!実は困ってんです!!困ってんです!!
是非助けてください!!」
「あ…はい」
夏生「ありがとうございます
よろしければお名前を・・・なっ!?」
「はい…私は、
佐々木と言います」
さっきまで顔なんて全然見てなかったが
今はっきり顔を見た
その顔は紛れもなく朝、俺にタックル&ラリアットを食らわした馬鹿の顔
夏生「佐々木…だと…?」
佐々木「はい、佐々木ですが?」
夏生「ちなみに、お兄さん等は…?」
佐々木「?いませんけど・・・」
ガンガンガン
夏生「これは夢だこれは夢だこれは夢」
佐々木「えっ!?ちょっと?なんなのこの人…」
夏生「嫌だって信じられないよ
あの佐々木が女の子なんて…
きっとそうだな…夢のなかなんだよここは
・・・ん?ちょっと待て
じゃあ俺は真相心理のなかで佐々木が女の子だったらいいなと…ウェェェ!?」
ダバダバダバ…
佐々木「今度は吐いた!?本当になんなのこの人!?」
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