人狼と忌み子

まだ眠いの･･･

人狼「忌み子～もう朝だ
眠くても駄目だ」

忌み子「ウム～…」

人狼「ほら」

ﾋｮｲ
ｼﾞｬｰ

忌み子「ﾜﾌﾟ…」

人狼「ほらちゃんと息とめてろ」

ｺﾞｼｺﾞｼｺﾞｼ

忌み子「ﾝﾌﾟ…ふぁあうにゃう…」

人狼「喋んな出るぞ」

ｻｯｻｯｻｯ

忌み子「んあっ!!それ駄目痛い!!」

人狼「あ、あぁ悪かった
あと少しだからじっとしとけ」

ｼｭﾙ…ﾊﾞｻｯ…

忌み子「それはいやぁ!!」

人狼「黙れ、これしか今日はない」

忌み子「ムゥ…」

人狼「どうした忌み子」

忌み子「両腕と両足があるなら朝人狼に無理やり抱っこされることも顔を洗われることも歯を磨かれることも乱暴に髪をとかされることもないのに…
服も自分で選びたい」

人狼「忌み子…」

忌み子「な～んて冗談です
だいたいけっこうギリギリな声出したのにﾑﾗｯとも来ないなんて…
人狼さん玉ついてます？」

人狼「ついてるわ
つかなんだギリギリの声って
いつもの声となんも変わんないだろ」

忌み子「･･はい、なんでもないです。どうせ…餓鬼ですから」

人狼「は？」

忌み子「なんでもないです…このニブチンが」