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頼られる、ということについて考えたことがあった。
普段からそんなことが皆無だからこそ、たまにあるそういう事に当惑を覚えていた事が記憶に新しい。
頼る、ということは合理的だ。納得ができる。
自分に無い能力や時間を補う為に他人を使う。管理能力や責任問題など多少厄介事はあれど、自分で全てを背負いこむ事よりもよっぽど合理的で理に適っている。
場合によっては責任問題などの厄介事を全て他人に任せてしまえることさえある。
頼る、ということはそれだけ有用で使い勝手の良い行為だと思うのだ。
しかし、それだけ有用で使い勝手の良い行為であるからこそ、逆の立場になればそれは、無用なお荷物にしかならないと思うのだ。
能力や時間のない他人に、自らの労力と時間をかけてやらなければならない。さらに時には責任まで発生してくるような厄介事を引き受けるなどということがあるだろうか。
そんなことはありえない。それがエゴイズムという考え方だ。
だからこそ、自分の為にしか行動を起こせない人間だからこそ、雇用という考え方があるのだと思う。
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