めろんぱん

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必死に呼びかけた。 何度も何度も震えながら。 『こう!こう‥‥っ』 起きなかったら、どうしよう。 そんなことばかり 頭に巡っては 涙が止まらなくて。 でも君は目を覚ましてくれた。 『こ、う‥‥?こうっ‥‥』 『えっ‥‥、』 状況が掴めない君は みんなの反応に混乱してて。 事故ったんだよ、って 友達の秀ちゃんに そう言われて驚いてた。 『ほんとによかった‥‥っ』 目を覚ましてくれて。 でも黄は俺を 怪訝な顔でみつめた。 『‥‥‥あんた、誰?』 えっ‥‥。 『誰の友達か知んないけどさ  俺のこと黄呼びしないで?』 ──── ────── ───────────… pipipipipipi――‥! O「ッ‥‥!」 俺はハッと目を覚ました。 見慣れた家の天井。 それを見てさっきのは 夢だったんだと分かる。 O「またあの夢‥‥」 あの日からずっと。 俺は自分に起きた 出来事の夢をみてる。 そして、あの日からずっと いい目覚めなんて したことない。 俺の毎朝は憂鬱から始まる。  
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