ごりら

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このままだと私、恋できないっ…! り○んの少女漫画のヒロイン並みに絶望する私。 ごりら召喚云々よりも、もっと他に男性に好かれる為に努力するべき点が多々あるのではないかと、あの頃の私に突っ込んでやりたいところですが、そこらへんはさすがあほの私です。 そんなのハナから眼中にありません。 こうして私は、ごりら召喚をタブーにしたのでした。 それから4、5年の月日が流れました。 いつまでも永遠の厨二ではいられません。 でっぷりおチビだった少女も、年頃を経てごりら召喚をタブーにしただけでは恋は実らない事に気づきます。 これではマズいと、早速ダイエットを決行。 そして、なんとゆうことでしょう。 なんとなくでっぷりからフツー(限りなくぽっちゃりに近い)の女までに肉を落とし、顔のコンプレックスは全てメイクで封印する事に成功したのです。 私も結婚した今は落ち着いているのです が、メガネと結婚する前まではそりゃあ年頃の女子として表向きはキャピキャピしておりました。 裏はめんどくさがりのヲタ干物でしたが…。 合コン、飲み会、デート…。 痩せて着れる服も増えた私は“カワイイは作れる☆”と言わんばかりにCan○amをバイブルに流行のファッションに身を包み、コテを片手にロングの髪をきっちりゆるふわ巻きに仕上げて調子をこきまくっておりました。 ごりらの真似が特技な女でも、そこまでやればそれなりになるようで、物好きな男性からのお誘い等も増えていきました。 ますます調子に乗るごりら。 いえ、私。 メガネも、そんな私の表の顔に惚れた被害者です。 付き合って、結婚して化けの皮は簡単に剥がれましたが。 さて、女子としてのレベルを上げれば上げるほど、ごりらの頻度は少なくなっていった訳なんですが、結婚してゆせさんが生まれてからというもの、女子力を一切発揮しなくても良くなった私は、すぐさまごりら第二部をスタート。 今ではゆせさんの中で私のごりらが●テレの●フロスキーと同等の力を持つまでになりました。 いつかは完全版ごりらを見せたいけれど、まだギリギリ新婚だし、見せても離れていくとかは全然心配ではないのだけれど、自分の彼を好きな女の部分がそれを許せないのです…。 まぁ、その割にはおならや一発ギャグなんかは日常的に披露してるんですけどね。
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