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私はいちゃつく2人をよそに
テーブルの上のポッキーをかじりながら雑誌をめくる…
ちょうど開いたのは
今月の恋占い。
天秤座…天秤座は……あった。
私は天秤座と書かれたところを
目で追う。
《天秤座の貴方は今月中に思いも寄らぬところで出会いがあるかも!!
ラブ度は…💓💓💓💓》
「…嘘つき。」
私は口に出して言った…
何が…出会いよ。
バカじゃない?
こんな嘘発砲な占いなんていらない。
「どったの?ん?」
七緒がいちゃいちゃをやめて私の横に寄った。
「あーラブ占いか。…お、やったじゃんユマ!ラブ度が4つ!!」
「…当たってない。」
「なんでだよ?まだ今月はこれからじゃん!」
「…うん。」
私は諦めて頷く。
…多分抗議したって言いくるめられちゃうから。
私はふいっと時計をみる。
もう…6時…
「私、帰るね?お腹空いて来ちゃったし…」
私はそういいながら立ち上がる。
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