第一話 十字架を背負うモノ

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黒いローブの男が現れ、大佐達軍隊が町を離れて1時間ほどたった… 静かな月夜… トコ…トコ…トコ…トコ… ?「…戦争か…。…信じるモノの違いからなる争い。…自分が大事だという守護心からなる争い。…大きな嫉妬からなる争い。…どれも人間の欲からなる…。」 黒いマントを羽織った少年?が荒れた道でしゃがみ込む。 ?「…枯れてしまった…か。」 踏み潰され、汚れた花を見て持ち…つぶやく… ?「…花が咲くことに罪はない…。人間は…哀れだな…。…"我はこの花の終焉(しゅうえん)を拒絶する"」 スゥー… 突然光に包まれる花… ?「…己の終わりは己自身で決めるべきだ…。"ヒーリング"」 そう放つと枯れてしまった花がみるみるうちに綺麗に咲き始めた。 ?「…綺麗だな…。人間よりも花や自然のほうがよっぽどいい。」 トコトコトコトコ… 少年?はその場を後にした… ?「I am a cross of the refusal. It is Sonia in the name.(我は拒絶のクロス。名をソニア。)…人間を正す者なり。」 ソニアと名乗る少年?の風でゆれるマントから見えた背中には"漆黒の十字架"が刻まれていた… ソニア「ックシュン…。…服をどこかでこしられよう…。風邪はひきたくない。」 トコトコトコトコ…
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