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黒いローブの男が現れ、大佐達軍隊が町を離れて1時間ほどたった…
静かな月夜…
トコ…トコ…トコ…トコ…
?「…戦争か…。…信じるモノの違いからなる争い。…自分が大事だという守護心からなる争い。…大きな嫉妬からなる争い。…どれも人間の欲からなる…。」
黒いマントを羽織った少年?が荒れた道でしゃがみ込む。
?「…枯れてしまった…か。」
踏み潰され、汚れた花を見て持ち…つぶやく…
?「…花が咲くことに罪はない…。人間は…哀れだな…。…"我はこの花の終焉(しゅうえん)を拒絶する"」
スゥー…
突然光に包まれる花…
?「…己の終わりは己自身で決めるべきだ…。"ヒーリング"」
そう放つと枯れてしまった花がみるみるうちに綺麗に咲き始めた。
?「…綺麗だな…。人間よりも花や自然のほうがよっぽどいい。」
トコトコトコトコ…
少年?はその場を後にした…
?「I am a cross of the refusal. It is Sonia in the name.(我は拒絶のクロス。名をソニア。)…人間を正す者なり。」
ソニアと名乗る少年?の風でゆれるマントから見えた背中には"漆黒の十字架"が刻まれていた…
ソニア「ックシュン…。…服をどこかでこしられよう…。風邪はひきたくない。」
トコトコトコトコ…
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