第6章 闇が再び

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「…………うっ……」  苦しげに呻き声を洩らした。  私は春也君の背中に触れてみる。  ……べっとりとした感触に鳥肌が立つ。 「春也君……っ!!!!」  背中が深く斬られていた。  ハッと顔を上げると、人間のような化け物がいた。  手には刀のような物が握られている。  おそらくこいつが春也君を斬ったのだろう。 「……よくもっ!!!!」  怒りに身を任せて、能力を発動させた。
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