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「早く出ろ」
どうやら相当焦っているようだ。
私の腕を掴んで引っ張ってきた。
素直に出て立ち上がる。
既に何人かの能力者が立っていた。
数の多さから見てかなりの強敵。
春也君いるかな……。早く会いたい……。
制服についている埃を払った。
男性が歩き出す。
私達はその後を追った。
あまり歩いていなかったからか足が痛い。
でもあまり気にならなかった。
外に出ると眩しい光にまばたきを数回する。
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