第6章 闇が再び

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「早く出ろ」  どうやら相当焦っているようだ。  私の腕を掴んで引っ張ってきた。  素直に出て立ち上がる。  既に何人かの能力者が立っていた。  数の多さから見てかなりの強敵。  春也君いるかな……。早く会いたい……。  制服についている埃を払った。  男性が歩き出す。  私達はその後を追った。  あまり歩いていなかったからか足が痛い。  でもあまり気にならなかった。  外に出ると眩しい光にまばたきを数回する。
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