第6章 闇が再び

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 温もりに包まれ目の奥が熱くなってくる。 「……会いたかった」 「私も……。ごめんね……、私が能力者だからこんな目に……」 「僕は能力者とか気にしないよ。みんな同じ人間なんだから」 「春也君…………。ありがと……」  嬉しい……。春也君みたいな人がもっといたらいいのに……。  もう一度お礼を言おうとしたら、重みがのしかかってきた。  春也君が目を見開いて……私に倒れかかってきてる……?  何が起こったの……? 「どうしたの…………? 春也君……?」
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