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  僕の中にある孤独や不安、恐怖。         痛みの全ては僕を削り続ける。         僕は、         誰にも知られずに、ひっそりと死んだ。 灰色に紫を混ぜた空はゆっくりと僕を包む。 青白い地面に僕の宝箱が転がった。 中身は空っぽ。 だけど、昔と変わらない『空っぽ』をずっとしまい続けてきた。 僕は忘れてしまったんだ。
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