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「寮長……さん?」
愁くんの小さな声が聞こえる。
「うんっ、この人がー我が寮の寮長さんだよ~」
「お前が転校生か……。寮長の東雲 日向―シノノメ ヒュウガ―だ」
「あ、一ノ瀬 愁……です」
ペコリと頭を下げた愁くん。
その先にいるのが、寮長の東雲 日向さん。
黒髪で身長の高い美形さん。きりっとした眼がかっこいい。
制服を少し気崩してるのがまた似合う。
そんな彼は、人呼んで――
「凪、今日も綺麗だよ。猫耳も似合ってる」
「俺男だしぃ、嬉しくないよ~?」
「それじゃあ嬉しいと思うくらい可愛がってやるよ、俺の部屋で」
「ちょーっと遠慮するかな~」
「大丈夫、優しくしてやる」
《歩く十八禁》という。
……所謂変態だ。
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