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キーンコーンカーンコーン
「ホームルーム始めるぞー」
チャイムと同時に、黒髪の男が入ってくる。
「……って、なんでこんなに人少ねえんだ?」
「しょーご先生! 聞いてよぉ、みぃんな酷いんだよ~? なんかね~、いきなり俺の方見て~鼻血吹いて~どっか行っちゃったのぉ!!」
今来たのは、"しょーご先生"こと、霧島 将吾―キリシマ ショウゴ―先生は、俺のクラスの担任。
ちなみに、第一印象は"ホスト"。
将吾先生は黒髪黒目の健全な感じなのだが――……簡単に言うと、色気がヤバい。
少し開けている胸元も、派手すぎない程度につけているネックレスやらのアクセ類も、全てが色気を感じさせる。
ちなみに前に聞いたら、昔はそういう仕事もしていて金髪だったらしいが、教師としてこの学園に雇われることになってすぐ戻したらしい。
「あー……なるほどな」
見た目に反して、結構真面目だったりするのです。
「そりゃあお前が悪い」
「えぇぇ~~!? 俺なんにもしてないよぉ!」
「……そうだな、お前はそうだから質が悪い(この無自覚め)」
? 将吾先生もみんなも、時々意味分かんないこと言うから困る……。
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