チャラ男と平和と学園日常!

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*** キーンコーンカーンコーン そんなこんなで昼休み← え? 早いって? だってさあ、小説読んでもまだ勉強したい? ずっと授業出てるだけだよ? ほら、俺元々平凡チキンだから、サボりとかしたことないし(´・ω・`)← 「けーちゃんっ! ホラ~起きてぇ! 食堂行こー」 隣の席で堂々と寝ている慶哉を起こす。 ちなみに、慶哉が寝るのは、国語と理科だけだ。 慶哉曰く、国語はずっと使ってきてるから分かるし、というかこれからは英語喋れれば良い、と。 理科なんかやる意味が分からないそうだ。 これでずっと三位内とか……天才滅べww 「んん……なぎぃ、……なんだ、あいつの授業終わったのか」 ふわあっとひとつ欠伸をする慶哉。 くっ……寝起きの甘い声で名前呼ばれたから、ついドキッとしたじゃないか ほら、その不良っぽいのとのギャップに悶えてる人がいるよ! 「ほらぁ、早く起きて~? もうお腹ペコペコだよぉ」 「ん……そうだな、行くか。」 眩しいのか少し眉を顰める。 そして席を立ち、一緒に歩き始めた―――― ピンポンパンポン 『あー……親衛隊総隊長、1のS佐原 凪。至急生徒会室まで来るように』 …………あんっのクソバ会長…… ほのぼの返せと、切実に思った。 「会長様に呼ばれるとかぁ今日はついてるかも~? ごめんねぇ、けーちゃん。寂しいかもだけどー行ってくる~」 「はいはい、いってきな」 はーい、逝ってきまーす……。 と、そんなことを考えながらも顔はへらっと笑い、歩いているとき。 ドンッ 「あ、す、ごっめーん! 大丈夫ぅ?」 やっべーー!! すいませんって言うとこだった……。 「いえ、こちらこそ……」 俺とぶつかった彼は、そういうとそそくさとその場を立ち去ってしまった。 やっぱ親衛隊と関わりたくないのかなあ……。 そのとき俺は、気づいていなかった。 彼がニヤリと口の端をあげていたことと、 「腐ふふ……」 俺の頭の上がらないあの人と同じようなことを言っていたことに。 「総受け……♪」
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