チャラ男と平和と学園日常!

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ピピピピッと、目覚ましの音が響く。 俺は取り敢えず目覚ましを止め、 「……グゥ」 そして寝た。 「おいこら凪! また二度寝してんなあ!!」 ドンドンドンッと、自室の扉が強く叩かれ、渋々目を開ける。 そのとき、自室の扉も開いた。 「んぅぅ~……おはよう、けーちゃん」 瞼を擦りながら、部屋に入ってきた男、土本 慶哉―ツチモト ケイヤ―に挨拶をする。 黒髪に赤メッシュ美形の彼は、見た目通りそこそこの不良さんだ。 ただ力は強いのだが、自分からケンカはしない優しい子。 なのに見た目が怖いなどの理由から、友達が少ない、所謂一匹狼だったりする。 「もう七時半。お前に付き合って遅刻はごめんだ、急げ」 ふう、と溜め息をついて慶哉は言った。 っつか…… 「七時半!? うっそマジごめん!!」 慶哉の言葉に驚き飛び起き、俺は急いで部屋を出ていった。 ……そんな感じで、俺の最後の平和だった日は、ドタバタと始まった。
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