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「ったくお前なあ……なんでそんな寝起き悪ぃんだよ」
ブツブツと文句を言いながら隣にいる慶哉。イライラオーラが半端ないです。
「そんなこと言われたってー……」
そう言いながら、俺は鏡でチェックしながら髪にスプレーをかける。
みるみるうちに俺の平凡黒髪は金に染まる。
全部綺麗に染まったのを確認して、茶色のカラーコンタクトを入れる。
……よしっ、完成!
ちなみに俺は朝弱いので髪は弄らない派だ。肩あたりまである髪をそのまま下ろしている。
そしていつも通り金ぴかのジャラジャラしたのをつける。
「ほらっ、早く行くぞ!」
慶哉はそう言うと、俺の手を引っ張って走り、俺の部屋を後にした。
……あ、鍵はちゃんと閉めたからね?
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