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「キャアアアアアア!!」
「凪様ぁー! 抱いてください!///」
「慶哉様ぁぁーー!!///」
「朝からお二人のツーショットみちゃったあ///」
走って校門まで行くと、いつものように耳をつんざくほどの黄色い――訂正、黄土色っぽい声。
「みんなぁ、おはよぉー!」
俺もいつもより少し高い声を意識して、みんなに挨拶をする。
すると何人かは可愛らしく「おはようございますぅー!//」と返してくれ、あとは「ウオォォォォォォ」だの「キャアアアアア」だの叫んでいる。
っにしてもうっさいなあ……
「みんなぁ~元気なのは良いけどぉ、まだ朝だしぃ他の生徒の迷惑になるから、しぃーっ、だよぉ?」
凪は口許に人差し指を当て、コテンと首を傾げながらそう言った。
おぉっ、静かになった!
何人か走ってどっか行ったけど……急用でもあったのか?
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