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「ああ、そうだ。これが一ノ瀬の鍵な」
ほいっと、愁くんに鍵―まあカードキーなんだけど―を投げるように渡す。
ちゃんと覚えとけよ……。とか思ってたら、また鍵が机に置かれた音が。
「ひなちゃん、これは~?」
「俺の部屋の合鍵だ。寂しくなったらいつでも――」
「遠慮しとくよぉ」
ポイッと鍵をひなちゃんに投げる。
ガチでいらないわww
「それじゃぁー、食べ終わったしー俺ら帰るから~。まったねー」
「ああ、今度は二人きりでな」
「はい却下ぁー」
俺はお礼を言おうとしていた愁くんを引っ張って、食堂を後にした。
***
「凪くん……大丈夫?」
「ありがとぉー、しゅーちゃん。一応大丈夫~」
精神的に色々辛いけどね(笑)
「佐原、ナイス萌え!!グッb」
……その親指折ってやろうか。
なんか静かだなあとは思ったけどさ……。
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