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あの悲劇から幾年かがたち少年は母のそだった街『海鳴市』についた少年は懐かしき結界に閉じ込められた。
(この結界はッ!?)
前に降りる紅い服を着て特徴的なハンマーを携えた憎き敵。
(やっと会えた……)
お父さんとお母さんを目の前で殺した少女。
「お前の魔力を頂く」
この時のために俺は鍛えた。
体をこれでもかと鍛え。魔法を死ぬ程に鍛えた。
「お前の魔力は闇の書の餌だ」
すべてはこの時のためーーー
「アハ♪アハハハハハハハハハ!!!」
「!?」
突然、笑いだす少年に驚く少女。
「やっとだ……やっとお前が現れた」
「な、何言ってやがんだお前!?」
憎しみがこもった目で彼女を見つめ叫ぶ。
「会いたかったんだよ~。あの頃から何年たったんだっけ?」
ここに復讐の幕が開くーー
鉄槌の騎士と雷神の槌を持つものの儚く悲しいお話ーー
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