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『いいじゃん。マヒロちゃんの命助けたの俺だよ!?』
「知りません。」
『恩返しだと思って~・・ね?』
「何言ってんだよ悪魔。」
『じゃあ条件付。』
「条件?」
『食いついたね少年♪』
「食いついてなん『本気の恋。したことある?』
「本気の・・恋?っそんなあたし本気どころか恋なんて!!」
『じゃあちょうどいい。マヒロちゃんが2年以内で本気の恋ができたら・・』
「・・・(ゴク」
「・・・。」
隣で唾を飲み込む音がした
マヒロ・・そんなに緊張して・・
『ちなみに俺らの間では゛メルヘン゛って言ってる。素敵だろ?』
「素敵なわけあるか!!」
素敵なわけあるか・・
目を覚まして自分がどうなったかも受け入れることができないのに
なにがメルヘンだよ・・
『話がそれたね。・・もしメルヘンが成立したら俺は身を引く』
「・・・。」
『でももし成立しなかったら・・・俺と結婚してもらう。』
「そんな・・」
『マヒロちゃん。俺は命のコントロールができるんだ。俺に逆らわないほうがいい。』
「・・・。」
「お前っ・・!!」
『本気かどうかは。このリングが判断する。点滅したら本気。俺がマヒロちゃんに対する愛情は・・ほら光ったでしょ?』
「あたしの状況って・・」
「マヒロ・・気にするなよ。本気の恋をすればいいんだ例えば俺ー」
「すっごい幸せな状況!!」
「え?」
「だって命の恩人に恩返しに結婚って・・!!」
「少女マンガの展開・・だろ?」
コイツ・・少女マンガ好きだった。
『じゃあ~俺は行くね~。あ。このことはくれぐれも外部に漏らさないこと★』
ガラララ・・
「あら。ごめんなさい!!」
『いえ。これくらい大丈夫ですそれよりあなたのお怪我は・・』
「大丈夫です///」
『それは良かったです。 あ。じゃあねマヒロちゃん^^』
ガラララ・・
「マヒロ!あのカッコいい子誰!?少女マンガに出てきそうな子じゃない!!」
この一家は遺伝なのか?
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