序幕

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「ここの神社が恋愛のパワースポット??」 舞香はそう言って辺りを見回した。 広さは広い方だろう。 しかし、広く感じないのは、舞殿、本殿が大きめに作られてあり、それぞれの周りにはたくさんの桜が舞っている。 さすが、名前を紅櫻神社というだけある。 他に誰もいないのは、今日が恋に効くという櫻巫女の舞を行わないからだろう。 それにしても、静かだと思う。 神主でさえもいないのだろうか。 舞香は辺りをもう一度、見直そうと思った。 そのときだった。
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