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「あなたも恋愛祈願??」
自分と同じくらいの高校生に入るくらいの年の少女の声が後ろから聞こえた。
やはり、そう見えてもしかたないのだろう。
「いえ、ちがいます。
あたしは櫻原舞香っていいます。
亡くなった母親からの遺言でここにきたの…」
舞香はそう言いながら、声の主を見た。
そこにいたのは舞香自身にそっくりな少女だった。
舞香は驚いた。
この世にこれほど自分にそっくりな少女がいるのだ。
今思えば声もよく似ている。
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