陽は際限なく世を照らす

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司:「もらいっ」 藍:「あ、司…お行儀悪いよ?」 司:「るっせ。…藍、そのカチューシャいつもと違うな?」 司が指した先には、白いリボンをカチューシャ状に結った状態の藍がいた。 ちなみにこれは司が来る前に美月がやったものだった。 漆黒の長い髪に白い控えめなリボンが栄えている。 藍:「ありがと。鷹夜たちは?」 司:「絃イジリに忙しそうだぜ」 藍:「それ忙しいって言わないよ…;」 あはは、と藍が苦笑した矢先、司が何かに気づいた。 司:『なんだ、このイヤな感じは……?』 ちらと令を見るが、彼はあまり気にしたようなそぶりがない。 司:『まぁ、なんかあったら俺が殺せばいい』 右手に紅と黒の日本刀が描かれた札を取り出し、いつでも対応できるように身構える。 美月:「うぎゃ~、蜂さんが襲ってくるー!!」 …大分背景的にあっていないがそこは気にしない。 その時だった。
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