第一章 事件〈ハジマリ〉

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「……うぅ……」 「気が付いたか!? 」 「ここは……? 」 「オレの家だ。お前は、家の前に倒れていたんだぜ? 」 少女は、少し考えるそぶりを見せたあと、 「……ありがとう。助かったわ」 「いや、刑事たるもの、常に一般市民の為に戦わなくては、だからな」 かっこつけた事を言う良平。 「オレは白河 良平。お前は? 」 「っ! ……あ、えっと……『クエイカー』……」 明らかに偽名とわかるその名前。この少女は、先ほど謎の男達に追われていたクエイカーだった。
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