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「謎の組織!? 」
クエイカーは、良平が組織についてなにか知っていたのかと思ってしまった。
「……どういうこと? 」
ズテン、と、本日二度目のズッコケ。
ただ単に、頭がついていっていないだけでたある。
その証拠に、頭から煙があがっている。
「はぁ、だめだこりゃ……」
「つまり、不審者の集団に追われていたと解釈すれば良いのか」
「……まぁ、ざっくり言えばそういうことね……」
「何で追われていたんだ? 」
「知らないわよ」
クエイカーは、自分が追われている理由を知ってはいるのだが、他人に知られる訳にはいかないそれを、良平には話さなかった。
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