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眠るまでは体が冷え切っていて、寒くて仕方なかったです。
眠った事で体温が上がっていたのか(?)ベッドに戻るとまだ温かく、なぜか安心しました。
トイレに出た時気付いたのですが、302号は私だけで、それまで微かに聞こえていた話し声や音楽は 隣の部屋から聞こえていたんですね。
途中で同じ部屋に入ってきた人が、携帯で動画を観ているのだと思っていたのですが、どうやらお隣りは赤ちゃんとお母さん、お見舞いの親族さんらしかったです。
幸せそうな様子におめでとうという気持ちと、自分の中を風が抜けていくような 何とも言えない心境になりました。
気付くと1時になっており、ドクンと心臓が鳴りました。
もうすぐだ……
私は携帯を片付け、かばんに衣服を入れて、ロッカーに納めました。
寝転ぶともう一度トイレに行きたくなり、どうしようかと考えているうちにコールがなって私の名前が呼ばれました。
どうやって返事をするのか分からず一瞬迷いましたが、ボタンには触らず、寝たままの状態で返事をするとちゃんと会話が出来ました。
また緊張で胸がザワザワしてきましたが逃げる訳にもいかず、指示に従いました。
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