男娼の詠

2/2
2462人が本棚に入れています
本棚に追加
/219ページ
これは、一人の男娼の呟きである。 人買舟は沖をこぐ。 とても売られる身をただ静に漕げよ舟頭殿 何せうぞ、くすんで、一期は夢よただ狂へ 世の中を厭ふとして聞けば仮の宿に心留むなを思うばかりぞ…  
/219ページ

最初のコメントを投稿しよう!