一色目の軌跡*赤。

4/4
前へ
/8ページ
次へ
「ねー翔ちゃん。」 「んー?どうした千枝?」 「うん 今さらなんだけど 何であの本をくれたの?」 「えっ!?」 俺は驚きを隠せず 思わず千枝に聞き返す 「何ーそんなに驚いて…」 「いやいや。本当今さらだな…まっいいけど」 「で何で何で?」 まるで好奇心がいっぱいの子どものよーな目で俺をみてくる。 『この本を子どもができた時に読み聞かせながら、「こんなことあったね」って 振り返りながら 笑い合えてたら最高じゃん』 「翔ちゃん//」 「あれ?千枝大丈夫か顔が赤いけど?笑」 「もー翔ちゃんなんか知らない!!」 そっぽを向いて 明らかに怒ってる君だけど でも本当は… ー真っ赤な顔した笑顔の君がいた。
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加