章タイトルとか考えてらんねえ

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「つーか何?お前は終わったの?」 「うん」 「………水着?」 「残念でした。私は冬物のモデル。蘭子はグラビアだから、私は水着着てないよ」 「あ、そ」 「………見たかった?」 「残念でした。おガキ様に興味は無いの」 「………」 あらまあ不機嫌そうな顔。 「未成年に手を出さない、非常に善良な社会人男性だと思いますが?」 「………ばか」 「ひでー」 「今のうちに手つけておいたら、後でおいしいかもよ?」 光源氏? 「知った事か。わざわざ相手を俺好みに育てる手間なんざ、めんどくさくって考えたくもねえ」 「恋愛に本気出せない人ってやつ?」 「まあねー。なんとなーく好きになって、なんとなーく一緒になってー、みたいな?」 例:ちひろ 「ダメな大人」 ですよね。 「んー………ハーレムとか、いいよねー。いっそのことそれくらいした方が恋愛に本気になれるかも」 「………それ、恋愛に本気っていうか、女遊びに本気になってない?」 「それだ」 「おばか」 なんか今日やけに罵倒されるわね。 「はー………なんでこんな人好きになっちゃったんだろ」 爆弾発言飛び出したけどしばし会話をお楽しみください。 「そりゃおめー、かいがいしく面倒見てくれるかっこいいお兄さんだからじゃねーの」 「そういうの、自分で言っちゃうんだ………」 「言っちゃうんだなー」 「概ね正解なのがムカつく」 何頬膨らましてんだ。 「惚れた相手が悪かったなあ。お兄さんモテるから」 「うっさい、バカ」 「ま。俺にもいろいろあんだよ。佐久間とか三船さんとか、尾崎んとこの水谷とか………なんか、俺を失ったら精神的に不安定になりそうな奴が結構いるみたいだからな」 「じゃあなんでちひろさんと付き合ってんの?」 ギクゥ 「ん………なんか、なんとなくっつーかノリっつーか………タチ悪い事にアイツ俺のハーレム推奨派だからなあ」 「………え、そんな派閥があるの?」 「活動はしてないけど」 「………そっか………そうかー………」 「先に言っておくが、未成年はお断りな」 「多数決に持ち込めば勝機はあるかな」 「俺にも性欲ってのがあんのよ。未成年相手に発散するワケにもいかんべえよ」 「そもそもアイドルとプロデューサーだしね」 「だからちひろなワケだな。………次は小鳥さんと律子かな?そしたら尾崎と鈴木………日高さんとこは未亡人だったかね」 「最ッ低」 「言うだけならタダだし」
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