act.18

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   「…やめろっレオン…!」 ルカが身をよじるが、レオンは構わずシャツのボタンを外してゆく。 はだけたシャツから差し入れられたレオンの手が、ルカの汗ばんだ胸をまさぐった。  「…やめろと言ってるだろう…!」 きつく眉を寄せ声を荒らげるルカの首筋に、レオンの唇が触れた。  「……っ!」 鎖骨の上を這う湿った舌の感触に、ぞわっと肌が粟立った。 びくっと肩を揺らしたルカの腰に、レオンは手を伸ばした。 レオンの指がベルトを掴み、ルカは息を飲んだ。 …このまま、犯されるなんて冗談じゃない!  「目を覚ませレオン!俺はアガットじゃないっ!」 顔を強張らせたルカが叫んだ瞬間、レオンの動きが止まった。  「……?」 …アガットの名前が効いたのか? 思ったルカが肩で息をつきながらその顔を見ると、レオンはふいにぶっと吹き出した。  「ちょっ…駄目だっ…」 そう漏らしたレオンはルカから離れて、どさっとソファに腰を下ろした。  「…レオン…?」  「…もう、無理だ…!これ以上、無理っ…!」 ソファに身体を起こしたルカが怪訝な顔をするのを尻目に、レオンは腹を抱えて笑う。

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