2話 神の話

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神 「まず、すべての世界には【見守り人】という役の者がいる。世界が危機に陥りそうになったときに、我々と協力してその世界を助ける仕事をする人だ。」 アキ「なぜ見守り人と協力を?」 神 「神様は世界に直接干渉できないからね。彼らに我々のかわりに世界を見守ってもらっているんだよ。」 ハル「さっきから【すべての世界】とか【我々】とか言ってるけど、世界って沢山あるの?」 神 「うん、沢山あるよ。世界の数だけ神も存在する。実は僕の世界…君達の世界でいうところのファンタジーの世界に近い感じの所なんだけど、その世界の見守り人が引退したいらしくて、君達に後継者になってほしいんだ。」 アキ「その見守り人の人はなぜ引退したいと?」 神 「それがね『もぉぼっちはいやだぁ(ノД`)』って…。見守り人は世界の危機に対応する人だから、不老不死になってもらうんだ。彼は300年ほど見守り人をしてくれたんだけど、好きになった人はみんな歳をとり、先に死んでしまうだろ?それが辛いからって彼は一人でひっそり世界を見守ってくれていたんだよ。でもやっぱり寂しかったんだろうね…。」
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