274人が本棚に入れています
本棚に追加
ギルドの中はやはり貴族も来るからか華やかでお金を使ってますよーというのが目に見えた。
「これが城近くのギルドか。ん?受付が何種類かあるな。」
と入口から少し進んだところで呟くと少し先の受付から受付嬢が来た。
「旅人の方ですか?後ろの籠は売却でよろしいのであれば此方の受付へどうぞ」
と営業スマイルで言われ俺は着いていく他なかった。
受付に受付嬢が着くと営業スマイルで
「売却の場合はギルドカードと希望鑑定士の方がいらっしゃいましたらお教え下さい。」
と言われ、まずギルドカードが無いから売却出来ない事になる。それは不味いと思いすぐ言葉にする。
「ギルドカード持ってないのですが売却出来ないでしょうか?」
と苦笑いで言うと受付嬢は営業スマイルのまま
「でしたら、ギルドカードを新規で作っていただくか、買い取り価格が少し下がってしまいますが売却しますがいかがいたしますか?ギルドカードを作る場合2シルバーかかりますので御注意ください。」
と説明をしてくれたのでまずは売却だなと思い
「このまま売却で」
と伝えた。すると
「ギルドカードが無い場合鑑定士は選べませんがよろしかったでしょうか?」
と言って来たので「はい」と答える。受付嬢が奥の扉に入り少したったところで出てきてこちらへどうぞと手招いてきた。
その扉の先は少し長い廊下と幾つかの扉。受付嬢は一ヵ所だけ開いてあった扉へ案内し受付へ戻った。俺はその部屋に入りハゲの親父を見つける
「お前がギルドカード無しの流れか。とりあえず、その籠を台に置いて座れ。」
と乱暴な口調で言われ少し苛立つが指示に従い渋々座る。座ったところでハゲが話し出す。
「お前さん流れだろ?武器はどこだ?武器なしとか言わねえよな?」
と奴が心配?してた所を聞いてきた。とりあえず用意してた答えを言う。
「武器は猛獣と戦ったときに壊れた。多分俺の籠の中身に好物があったんだろうな?籠の中にある何かの身を投げたらそれを追いかけて行っちまって、俺も逃げて聖都まで来れたって訳。」
最初のコメントを投稿しよう!