聖都ユグドラシエル

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はい!そんなこんなで朝です!体が痛いです!隣のいびきうるさいです!壁どんしようかと迷いました! あれだな…。安い一軒家的なのがあれば借りよう。あ…。旅するんじゃん…。宿借りるしかないな…。はぁ…。ちゃっちゃとチェックアウトして図書館的なとこ行こう。そこで旅に役立つ知識と歴史を調べて旅の用意するかぁ。 と意気込んで宿を出て道行く人に聞いて回り、朝早くに出たはずが太陽が真上に手前になった頃にようやくユグドラシエル書物館に着いた。時間はあるにはあるが知識が欲しいためすぐ入りすぐ本を集める。本は買うとなればすごく高い。10シルバーだって。宿が10日はいける。だから俺は元の世界から常備していたメモ帳に重要な部分を書き写していく。とりあえず初級知識を覚えれば応用が出来る!ここらの食用薬用植物や食用動物、猛獣を覚えていく。そんなこんなしてる間に閉館時間。夜だ…。今は我慢の時期だ!それに、探せば美味い飯屋や質が良く安い宿があるはず!と自分を元気付け歩き出す。結果。 そう甘くはないよね世の中。あはは…。我慢…。そうしてまた新しい朝を迎える。 チェックアウトしたあとまず城近くのギルドに直行。そこの受付嬢にまた来たな?という顔をされたが気にしない!しちゃいけない!と言い聞かせ、尋ねる。 「あの!安くて美味い飯屋と安くて質の良い宿屋ってありますか!?」 と一気に聞くと周りの受付嬢とかに伝わっていき、結果。 昨日俺が行ったとこと同じようなものらしいです!心折れるんじゃない?俺?その場に膝をつき崩れ落ちる俺。そして、思わず涙がホロリとしてしまい、周りの受付嬢が同情の目に変わった。すると、あの受付嬢がまさかの神の手を差し伸べて下さった。 「はぁ…。確かに貴方の気持ちは痛いほど分かるわ。私も家追い出された時に経験したもの。その時助けてくれたのが此処のギルドマスターなの。そして、多分今度は私が助ける番なのかもね?家に泊まる?だけど!タダではないわ。安い宿並みの家賃、家の清掃、あとご飯作りをしてくれるなら来ても良いわよ?どうする?」 と聞かれ俺は即答。「行きます。泊まらせてください!」と土下座で頼む。彼女は頷き 「じゃあ、星が見えるようになったらギルドに来なさい。見えるように直ぐ来るのよ?」 と念を押してくるのでこくこくと頷く。すると彼女は「また夜にね」と言って受付に戻る。
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